長崎市の民俗芸能について
>長崎市の民俗芸能について
>長崎くんちの奉納踊り
>長崎の浮立
>長崎の獅子舞
>長崎の盆踊り
>長崎の龍踊り
>長崎のその他の民俗芸能
 長崎市には、1件の指定無形文化財と国指定を含む約60件の無形民俗文化財が現在も継承されています。
 そのうち「長崎くんち奉納踊」は、昭和54年2月3日に国指定重要無形民俗文化財に指定されております。この奉納踊は、77の踊り町が7年に1巡で長崎くんちに奉納しておりました。しかしながら、長い年月の間に出し物が廃絶し、奉納できなくなった踊り町もあります。また、出し物が新しくなったものもあり、今ではわずか10件余りの芸能が戦前からの伝統を受け継いでいるだけです。
 このように、多くの芸能が新しくなりましたが、奉納踊のシステム自体は江戸時代からの長い伝統を受け継いでおり、「長崎伝統芸能振興会」を組織し、その保存継承に努力しております。
 また、長崎くんちとは、直接つながりのない民俗芸能も数多くあります。それらは主に、市の周辺部の元佐賀藩や大村藩の領内であった農・漁業が主な産業であった地域にあり、バラエティに富んだ民俗芸能が保存継承されております。その多くは長崎市郷土芸能保存協議会に所属し、協議会が主催する長崎郷土芸能大会(毎年9月開催)に数団体づつ出演し、保存継承に努めています。
 郷土芸能保存協議会所属の民俗芸能は、異国情緒豊かなものから日本独特の農耕儀礼に係わるものまで様々であり、ほとんどが百年以上の伝統を持ったものばかりです。
 なかでも最も多い芸能は肥前系統の浮立で21件もあり、日本の西端、外国との窓口の長崎といえども西九州地方の一部であることを示しています。
 獅子舞は7件(浮立に取り込まれたもの2件)あり、海外との接点としての長崎を象徴した中国風の踊りとなっています。5件の龍踊(うち、くんちで奉納されるもの2件)と竹ン芸・明清楽など長崎ならではの芸能であります。
 そのほか、飾りそうめんは、たいへん珍しいもので、口説き調盆踊りやコッコデショなど地域性を反映した特色ある芸能が20件ほどあります。
 なお、これらの芸能の多くは今では、それぞれの地域の神社の祭りーこれを『里くんち』と呼んでいますーに奉納されております。
■長崎くんちの奉納踊り 〔国指定重要無形民俗文化財〕
 ・籠町龍踊 〔県指定無形民俗文化財〕
 ・諏訪町龍踊 〔県指定無形民俗文化財〕

 ・樺島町コッコデショ

 ・万屋町鯨の潮吹き
 ・魚の町川船
 ・東古川町川船
 ・船大工町川船
 ・榎津町川船
 ・八坂町川船
 ・西浜町龍船
 ・大黒町唐人船
 ・新大工町曳壇尻
 ・八幡町剣舞と弓矢八幡祝船
 ・築町御座船
 ・新橋町阿蘭陀万才
 ・長崎くんち奉納音曲 〔県指定無形民俗文化財〕
 ・長崎しゃぎり 〔市指定無形民俗文化財〕
 
■長崎の浮立
 ・間の瀬狂言 〔県指定無形民俗文化財〕
 ・中尾獅子浮立と唐子踊 〔市指定無形民俗文化財〕
 ・平山の大名行列 〔市指定無形民俗文化財〕
 ・現川浮立
 ・馬場本浮立
 ・ささら浮立
 ・田之浦本浮立
 ・矢上平野浮立
 ・蠣道浮立
 ・中里獅子浮立
 ・竿浦・江川浮立
 ・三ッ山町浮立
 ・式見木場浮立
 ・相川町月の輪太鼓
 ・東上面浮立
 ・崎上浮立
 ・馬場浮立
 ・船石町木場浮立
 ・上戸町浮立
 ・松原浮立
 ・横尾だんじり
 
■長崎の獅子舞
 ・芒塚獅子舞
 ・北浦獅子踊俵かたげ踊 〔市指定無形民俗文化財〕
 ・小ヶ倉獅子舞
 ・深堀鍛治町獅子舞
 ・鍬踊獅子舞
 
■長崎の盆踊り
 ・三重くどき踊
 ・盆踊り(東樫山)
 ・盆踊り(西樫山)
 ・盆踊り(畝刈・多以良)
 ・盆踊り(京泊)
 
■長崎の龍踊
 ・滑石竜踊 〔市指定無形民俗文化財〕
 ・角竜踊
 ・角上竜踊
 
■長崎のその他の民俗芸能
 ・矢上町コッコデショ
 ・式見里コッコデショ
 ・若宮稲荷神社竹ン芸 〔市指定無形民俗文化財〕
 ・長崎明清楽 〔県指定無形民俗文化財〕
 ・飯香浦地蔵祭飾りそうめん 〔市指定無形民俗文化財〕
 ・太田尾地蔵祭飾りそうめん 〔市指定無形民俗文化財〕
 ・牧島銭太鼓
 ・式見女角力
 ・俵藤太の百足退治
 ・陸上女ペーロン
 ・ヘラヘラ踊
 ・安珍清姫
 ・大江山鬼退治(東上)